WEBセミナー「企業が取り組むべき『攻め』と『守り』のカスハラ対策」 -データと事例から見る傾向と対策-を実施しました
WEBセミナーレポート 2025年5月16日実施
「企業が取り組むべき『攻め』と『守り』のカスハラ対策」
-データと事例から見る傾向と対策-
2025年6月4日、顧客からのカスタマーハラスメント対策を雇用主に義務付ける法律(労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律等 の一部を改正する法律)が国会にて可決・成立されました。施行日は公布から1年6か月以内とされており、早ければ2026年10月ごろから、企業にはカスハラ対策を実行することが求められることになります。
カスハラ対策においては、積極的な取組推進により企業価値向上にも活かす「攻め」の視点と、従業員を守る「守り」の視点の両方が必要になります。
本セミナーでは、企業、自治体、非営利組織等におけるカスハラ対策支援の経験が豊富な日本カスタマーハラスメント対応協会代表の島田恭子氏より、支援事例のご紹介も踏まえた「攻め」と「守り」の両面からの対策について解説いただきました。
<セミナー概要>
●カスタマーハラスメントを知る
●組織ができる対策は?
●個人ができる対策は?
●あんしんいきいきをみんなで
<参加者アンケート結果抜粋>
■セミナー総合満足度(5段階評価)
(4.14)
■参加後の感想Top3
第一位:カスハラの定義など、基本的な理解が深まった
第二位:カスハラ対策全般の進め方がイメージできた
第三位:カスハラの判断基準(カスハラとお客様の声の線引き)の具体的な決め方がイメージできた
■その他、セミナー受講後の参加者の皆様からのご感想(一部ご紹介)
●カスハラの定義や、それによって人的、組織的に影響を及ぼす可能性について等の理解を深めることができ大変良かった。
●マニュアル作りを自分たち進めていくという事がよくわかりました。また、対応した従業員のストレスについての考え方もよく理解できました。
●カスハラによる従業員や企業全体へのダメージや、そうならないための施策などについて学ぶことができました。
●カスハラの判断基準の重要性を感じました。社外の基準、社内の基準を参考に対応をしていきたいと思います。
●カスハラの基準を策定する予定でしたので、大変勉強になりました。
なお、こちらのセミナーはアーカイブ配信を2025年7月1日~8月31日の期間限定で実施中です!
ご視聴希望の方は、下記申込フォームよりお申込みください。(申込締切:2025年8月25日)
https://forms.office.com/r/9gabZmYyQF
※同業の方からのお申し込みはご遠慮いただいておりますのでご了承ください。
厚生労働省より6月25日に公開された、『令和6年度「過労死等の労災補償状況」』内の「精神障害の労災補償状況に関する集計結果」では、「顧客や取引先、施設利用者等からの著しい迷惑行為を受けた(いわゆるカスタマーハラスメント)」の支給決定件数が、「セクシュアルハラスメント」を上回ったという結果が示されました。
企業のカスハラ対策については、法制化による企業の義務としての観点に加え、上記のような労災防止という観点からも今後ますます注目度が増すことが予想されます。
また人的資本経営の観点からは、従来のセクハラ・パワハラ・マタハラ等の対策と合わせた総合的なハラスメントの防止対策支援も、従業員エンゲージメントを高める上で重要な取組の一つになります。
弊社では、企業に義務付けられているハラスメント対策について、「予防・定期確認」「対応・解決」「再発防止」の各フェーズごとに、こころの専門家である臨床心理士がご支援する総合的なサービスをご提供しております。これからハラスメント対策に注力したいとお考えの企業様も、取組中の施策をさらに一歩進めたいとお考えの企業様も、ぜひお気軽にご相談いただけましたら幸いです。