WEBセミナーレポート:『多様性の時代に求められるチームづくり、人づくり-個人の力を最大限引き出すマネジメントとは-』を実施しました
WEBセミナーレポート 2023年11月17日実施
「多様性の時代に求められるチームづくり、人づくり」
-個人の力を最大限引き出すマネジメントとは-
昨今、世界的潮流としても日本の企業経営においても、ダイバーシティ(多様性)への取組が重視されています。企業には、多様な人材を確保し、多様性を認め合い一体となって働く環境を整備することで、生産性や市場価値を高めていくことが期待されています。
現代の激しい環境変化に対応するマネジメントを実行する推進者として、管理職の皆様に求められるものは、今、とても大きくなっています。今回、そのマネジメント支援につながる1つの方法として、チームビルディングの専門家である山浦一保先生に多様性の時代におけるチームマネジメントの要諦について解説いただきました。
<セミナー概要>
●“ひと”の潜在能力とチーム・マネジメント
●多様性のチームを活かすための『人間関係づくり』
●チームを機能させるための『リーダーシップ』
●対人関係/チームの崩壊を予防するために
<参加者アンケート結果抜粋>
■セミナー総合満足度(5段階評価)
(4.50)
■参加後の感想Top3
第一位:チームを機能させるためのリーダーシップのあり方について、改めて考えるきっかけとなった
第二位:チーム・マネジメントについて理解することができた
第三位:チームの崩壊を予防するためのヒントを得ることができた
■その他、セミナー受講後の参加者の皆様からのご感想(抜粋)
●多様性の時代に必要なリーダーシップは非常に興味がありました。セミナー内容は非常に参考になり、これからの組織運営に繋げていきます。
●管理職セミナーをいくつか受けても、なかなか自社でのやり方が見つけられませんでしたが、今回のセミナーで少し見えた感じがします。
●「マネージメント」=引っ張ることのイメージが強かったが、それだけではない2軸があるということを知り、なにを意識していけばいいかが少しわかった気がして、今後より勉強していきたいと思った。
●自社のマネジメント体制が課題志向に傾き過ぎているとあらためて認識できました。色々な気づきがあり、とても勉強になりました。
●研究事例なども盛り込まれており、とても参考になりました。
●大変学びが多く有意義な時間となりました。
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2021年8月に内閣府より公開された『プライム市場時代の新しい企業組織の創出に向けて~生え抜き主義からダイバーシティ登用主義への変革~』(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/PJT/houkokusho.pdf)という報告書において、日本企業が競争力を取り戻すためにも、多様性を包摂する企業組織に生まれ変わることが強く求められています。
報告書の中では「日本の管理職の指導力は海外に比べて低い」ことも述べられており、特に中間管理職の「部下の指導/研修/教育、業務管理、説得/感化」等の能力においては、OECD加盟国を中心とする主要31か国と比べてかなり低いということが示されています。その上で、管理職は部下の仕事の進捗管理はもちろんのこと、効果的なコーチングやメンタリングも行えるようになることが必要であるとも示唆されていました。
しかしながら、多様性にあふれる現場を取りまとめ、さらにチーム個々人の力を効果的なコミュニケーションによって最大限発揮させるということは大変難しいことです。特に、ポストコロナにおいては一層個人の価値観が先鋭化してきており、チーム運営もなかなか一筋縄ではいかないというのが実情ではないでしょうか。
弊社では、職場のメンタルヘルス対策に精通した臨床心理士が講師となり、心理学を活用した職場内のコミュニケーションスキル向上のセミナーや、マネジメント面での課題が見受けられる部署への職場改善活動のご支援などもさせていただいております。管理職教育の一環としてのメンタルヘルス対策の強化や充実策をご検討の際には、ぜひお気軽にお問合せいただけましたら幸いです。