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To Be a Good Company

TMSナビ導入企業の声

栗林正巳様

企業風土を熟知した専門職チームが個人と組織のパフォーマンス向上に貢献

日産自動車株式会社
人事本部 栗林 正巳 様

【ご活用プログラム】ナビチェック、カウンセリング、ナビプログラム

Q:日産自動車では、かねてよりメンタルヘルス対策に注力されてきましたが、2012年度より新たに「TMS NAVIGATOR」を導入するに至った理由とは?

人事本部 栗林正巳氏(以下、栗林):日産自動車のメンタルヘルス対策は、単にメンタル休業者を減らすためだけのものではありません。従業員、ひいては組織のパフォーマンスを向上させ、会社の業績に反映させることを目標にしています。

パフォーマンス向上の達成には、状況に応じたさまざまな施策が不可欠です。従業員のメンタル不調を事前に防ぐ「未然予防」をはじめ、メンタルに問題を抱えた従業員を見つけ出す「早期発見」も適切に行う必要があります。メンタル不調者に対しては、職場復帰へ向けたサポートも欠かせません。 一方で、大局的な視点では、メンタルの問題は「経営課題」でもあります。「メンタル不調者を出さないための企業風土をどのようにしたらよいか?」、「従業員がどのような場面でストレスを溜めやすいか?」──こうした点を逐一把握し、職場環境の改善を図るのも企業の使命だと思います。 つまり、メンタルヘルス対策では、企業活動のありとあらゆる面に対応し、しかも柔軟さも求められるわけです。「サービスの守備範囲が広く、フレキシブル性も高い」──こうしたニーズにもっともマッチしたEAPが、TMSの「TMS NAVIGATOR」でした。

 

Q:「ナビチェック(ストレスチェック)」の集計結果を、現場ではどのように活用されていますか?

栗林正巳様

栗林:TMSには、ナビチェックの集計結果をもとに、各部署の管理職用に「活用シート」を3000枚ほど作成していただいております。このシートには、管理職向けに職場単位でのストレスの状況や傾向がくわしく記載されております。この活用シートを見れば、部署の問題点や課題だけでなく、ストレスの要因までもが浮き彫りになります。われわれが管理職へマネジメント指導をする際も、活用シートで問題を洗い出しながら改善点を的確にアドバイスしていけます。

また、TMSには、今年から活用シートにさらなる「ひと工夫」を盛り込んでいただいております。それは、集計結果を「データ分布」で提示するという試みです。

当社ではこれまで、ストレスチェックの結果を「平均値」で算出しておりました。平均値は、部署単位でのストレス度合いをはかる指標としては有効ですが、部署のどこに問題があるのかを探る用途には不向きです。たとえば、われわれは人事担当者として、管理職から「私の部下全員がメンタルに問題を抱えているのか? それとも一部のスタッフが不調なのか?」という質問を受ける場合があります。しかし、平均値の結果からでは、こうした質問には答えられません。

ですが、集計結果をデータ分布に改めたことによって、各部署の問題点がより具体的にわかるようになりました。たとえば、ストレス度を5段階に分けて、そこに当てはまる従業員がそれぞれ何名いるかということも簡単に調べられます。これにより、管理職も部署や部下の状態を正確に把握できるようになり、効果的なメンタルヘルス対策を施せるようになったと思います。

 

Q:メンタルヘルス対策に精通した「人事労務コンサルタント」や「臨床心理士」などの専門スタッフも積極的にご利用いただいておりますが、ご感想をお聞かせいただけますか?

栗林:日本の外部EAPには、サービス内容はメンタルヘルス対策のみという会社も多いように思われます。しかし、そもそもメンタルヘルス対策は、人事労務問題と密接な関係があり、どちらか一方をケアすればいいものではないはずです。

その点、「TMS NAVIGATOR」の人事労務コンサルタントや臨床心理士には、会社の組織や運営方針、さらには企業風土までを十分理解していただいたうえで、コンサルティング、カウンセリングなど適切なサポートをしていただいております。専門家によるサポート内容は多岐に渡り、ときにはEAPの枠組みを超えたご対応をしていただいている場合も多々あります。いわば、「TMS NAVIGATOR」の専門スタッフは、人事労務業務そのものを外部からバックアップしてくれる非常にありがたい存在です。人事労務などの問題においても会社の実情に応じて、サービス内容を臨機応変にカスタマイズし、こまめなサポートを行っていただける点も「TMS NAVIGATOR」ならではの特長だと思います。

 

Q:「TMS NAVIGATOR」導入後、どのような効果を実感されていますか?

栗林正巳様栗林:当社としては、メンタルヘルス対策の効果を示す指標として、最終的には「組織のパフォーマンス」を目指していますが、パフォーマンスを測る指標がまだ設定できていないため、当面は「休業率・再発率・休業日数」を重視しています。「TMS NAVIGATOR」導入後は、いずれの指標も順調に改善しており、たしかな効果を実感しております。また、社内でも「TMS NAVIGATOR」という外部EAPが広く知られるようになり、メンタルヘルス対策のサービスとして安定してきたと感じております。

 

Q:今後、「TMS NAVIGATOR」に望まれることがあれば教えていただけますか?

栗林:先ほどの質問で、「TMS NAVIGATOR」が外部EAPサービスとして安定してきたとお答えしましたが、これは裏を返せば、これ以上の大幅な改善が期待しにくい状況になってきたともいえます。TMSには、こうしたやや停滞した状況を打破できるような新機軸の施策をご提案いただければと思っています。

また、当社では「ナビチェック」に独自の設問も加えさせていただいております。これは会社の実情に即した集計結果を利用できるという大きなメリットがある反面、データとしての普遍性は犠牲にすることになりますから、他企業とメンタルヘルス状況の比較をするのが難しくなるという問題があります。これをクリアするためには、ナビチェックを広く一般に浸透させて、集計データをより多く蓄積していくことが何よりも重要になってきます。そのためにもTMSには、さらなるナビチェック普及に向けてご尽力をお願いできればと考えております。